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中国と中日関係のいまを知るための対話(番外編)~中国と日本、目指すべき関係作り

CRIPublished: 2022-12-06 17:27:54
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実は私はいま、『周恩来伝記』という中国の本を翻訳しているところですが、その中に、「民を以て官を促す」という日中関係を実現するための中国の戦略的な考え方が書かれています。今の日中関係を改善するためには、民間交流を積極的にやり、相互理解のための対話や講座を開いていくことが本当に重要だと思っております。

◆元共同通信客員論説委員・岡田充氏

等身大の中国をみつめよう若い世代に期待をかけてほしい

「民を以て官を促す」に賛成ですが、同時に「官」も動かさないと日中関係は良くならないと思います。まずは官同士で信頼醸成を促進すること。もう一つはメディアの認識を含めて、固定観念から中国をみることをやめて、等身大の中国を見よう、というのが私の提言です。

日中関係については、短期的にはあまり楽観材料はありませんが、日本内閣府の世論調査では、中国に親近感を感じる日本人の割合は全体では20%台に過ぎませんが、18~28歳の回答者では、なんと43%と平均の2倍です。日本の若者に期待をかけてください。これが一つ。もう一つは、経済的に衰退していく日本経済にとって、中国との共存協力をなくしては、多分未来図は描けないだろうと思います。以上の2点から見て、私も「長期楽観」という皆さんの意見に同感です。

◆上海交通大学人文学院・石田隆至副研究員

対立よりも学び合いの両国関係を目指せ

いまは情報が溢れて、嘘の情報も多い時代ですから、イメージではなく、具体的に事実を知ることが非常に大事だと感じています。今、日本では「中国は異質な存在だ」とやたらと言われていますが、実際には中国と日本、あるいは中国と世界との共通点の方が多く、どこが異質なのかということを考えなければいけません。ですから、対立するより、学び合う日中関係を目指していきたいと思います。

◆沖縄国際大学沖縄経済環境研究所泉川友樹特別研究員

壁をなくすために一緒に努力しよう

国交正常化50年の間に、日本と中国の間には架け橋となる人達がいっぱいいて、橋ができたように思います。しかし、橋はできたけど、その先にずっと壁があるという感じがしています。いろんな意味の壁だと思います。これからは橋をかけるだけではなく、お互いの理解を進めて、壁をなくしていくということを日本と中国で一緒にやろうと提案したいです。

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