チャイナドレスで司会を務めるタイの華人三世 中国を語る
福建省にルーツをもつ楊宝君さんは、タイに住む華人三世です。2017年、楊さんは第7回「漢語橋」世界大学生中国語コンクールタイ地区で優勝し、北京大学対外中国語学院の大学院生に進学する機会を得ました。卒業後はタイに戻り、中国語の教育、翻訳、司会の仕事に従事しています。
タイには華人が多く、多くの家庭では子どもたちが中国語を学ぶことを望んでいます。楊さんも幼い頃から中国語に興味を持ち、大学入試の外国語試験科目では中国語を選択し、全国で最高点を取りました。
その能力を生かし、中国関連の多くのイベントで司会者や通訳、同時通訳を務めるようになった楊さんの姿は、バンコク中国文化センターやタイ国家観光局などでも頻繁に見ることができます。
チャイナドレスは中華の伝統文化を体現していると考えている楊さんは、イベントの司会を務める際にも、よくチャイナドレスを着用しています。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)が主催し、世界に募集をかけたイベント「雲中錦書:私と中国の物語」で楊さんは、中国との縁を語りました。
楊さんは、「中国とタイ両国の交流・協力に貢献できることを非常に誇りに思っている」と語っています。