中国は2030年までの中国人による月面着陸実現へ
中国の月面着陸用宇宙服
中国の第4回宇宙飛行士候補者選抜作業がすべて完了し、選ばれた宇宙飛行士は今後、宇宙ステーションでのミッションを遂行するだけでなく、月面着陸ミッションも遂行することになります。2030年までの中国人初の月面着陸実現が計画されています。
「神舟19号」有人宇宙飛行ミッションの報道官が10月29日に紹介したところによると、第4回宇宙飛行士候補者選抜作業は5月に完了し、操縦士8人とペイロードスペシャリスト2人の計10人が最終的に選ばれました。10人は8月に訓練に参加するため入隊しました。ペイロードスペシャリストの2人は中国の香港とマカオの出身です。10人は今後、8ジャンル・200余りの科目の訓練ミッションを遂行します。
また、10人は宇宙ステーションでのミッションを遂行するだけでなく、月面着陸のミッションも遂行することになるため、訓練内容には、無重力状態での生活や健康維持などの基本技能、船外活動、設備の維持とメンテナンス、宇宙科学実験(試験)などのほか、月探査車の運転、天体識別、地質調査、無重力浮遊から月面重力走行までの能力訓練なども盛り込まれています。
いま、中国は2030年までに中国人による月面着陸を実現するという目標を定め、各種の研究開発や建設を全面的に進めています。