南海の沈没船の文化財408点(セット)が初公開
「海に眠った宝物―南海西北陸坡1号2号沈没船考古学的調査特別展」が27日、中国南部の海南島にある南海博物館で始まりました。
南海西北陸坡の1号、2号の沈没船遺跡は中国の2023年度の全国考古学十大新発見の一つにも選ばれました。埋蔵文化財の数は多く、種類も豊富であり、歴史学、科学、芸術上の極めて大きな価値があるとされています。なお、「陸坡」とは大陸棚の端から深海底に伸びる斜面のことです。
今回の特別展示会では南海西北陸坡1号、2号の2カ所の沈没船遺跡から引き揚げられた文化財408点(セット)と北京にある故宮博物院などから借用した文化財34点(セット)の計442点(セット)が展示されています。展示会では考古学的調査や発掘過程、発掘における技術の応用や成果も全面的に示され、来場者を「没入型の深海考古の旅」にいざないます。
出展品の目玉は計13点