中国で来年1%人口サンプリング調査を実施
△中国の人口サンプリング調査
中国国家統計局によりますと、中国は2025年に、人口数、素養、構造、分布、居住などに関する変化を精査し、人口の発展状況と流動性の法則をよりよく把握することを目的として、全国で人口の1%を対象としたサンプリング調査を実施します。
紹介によると、このサンプリング調査は世帯を単位として、中国国内で抽選で選ばれた世帯を対象に実施されます。精度を高めるため、多段階・多層・確率比例抽出法を採用し、全国で500万世帯、1400万人のサンプルを選び出します。サンプリングの割合は全国総人口の100分の1に当たります。
今回の調査は人口と住民の基本情報を主な内容としており、氏名、公民の身分ID番号、性別、年齢、民族、学歴、職業、居住地の移動、婚姻、出産、死亡、住宅状況などが含まれます。
2025年全国1%人口サンプリング調査は2025年11月1日午前0時を期して実施され、調査開始後、政府から派遣された調査員が選ばれた住民の家庭を訪問し、調査員の質問に基づいて調査内容や情報を報告します。また、家庭訪問のほか、自己申告の形も用いられ、調査対象者はモバイル端末で指定されたQRコードをスキャンして、個人と家庭の情報を入力することもできます。
調査終了後、国家統計局は主要な調査結果を公報で一般公開し、より詳細な分類調査報告は年鑑などの形で発表されます。
2回の国勢調査の間に全国で人口の1%を対象としたサンプリング調査を実施することは、「全国人口調査条例」で定められており、中国では1987年に第1回の調査を実施し、これまでに4回実施されています。