【広西チワン族自治区の旅③巴馬の100歳長寿の秘密 地磁気と「五行」】
そして「水」「土」「木」。
磁石層を通って流れ出す巴馬の水は、多くの微量元素を含む弱アルカリ性。土壌もマンガン、亜鉛、セレンなどの含有量が高く、栄養豊富な農産物を育てます。五行の「木」は「風」と関連するので、空気も「木」の要素のひとつと考えられます。緑の多い巴馬の空気は多くのマイナスイオンを含んでいます。巴馬全体では2000〜5000/㎤。これは一般的な地区の10倍以上になる含有量です。さらに場所によっては50000/㎤もの高マイナスイオン地区もあります。
最後に「火」。これは「熱」の要素です。
巴馬の地磁気は人体に有益な遠赤外線を通しながら、有害な紫外線を軽減する作用があります。
健康を求める人々は、巴馬に1日でも長く滞在しようとします。インタビューした人のうち、最長滞在期間はなんと18年。私自身、5泊6日のプレスツアーで各地を巡る強行軍だったのですが、毎日ぐっすり眠れ、毎食のおもてなし料理にも胃もたれすることもなく、元気に過ごすことができました。「いるだけで元気になる」、それが巴馬の最大の魅力かもしれません。