舞台は民家の屋根の上 古都カシュガルで「春晩」の新たな試み
今年の中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)年越し番組「2024年春節聯歓晩会(春節の夕べ、以下『春晩』)」では、初めて新疆ウイグル自治区のカシュガルがサブ会場の一つに選ばれました。カシュガル会場では、新疆の少数民族の衣装や楽器の演奏、歌と踊りが披露されたほか、新たな試みが数多く行われました。
カシュガル会場の最大の特徴は、大小さまざまな10カ所以上のステージです。そのほとんどが、古城と呼ばれる古い町並みの民家の屋根の上に設営されました。
また、カシュガル会場は、「春晩」のサブ会場として二つの「史上初」を果たしました。一つは、初めてシミュレーションシステムを採用したことです。このシステムにより、制作チームは昼間でも夜の照明とカメラワークをシミュレートでき、時間を大幅に節約してリハーサルの効率を高めることができました。もう一つは、今年の「春晩」が終わった後も、カシュガル会場のメインステージを現地市民に残すということです。この舞台は今後、芸術公演や観光に利用されるということです。