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標高3000メートル超のチベットをバイクで走行中の若者 事故車のガラスを手でちぎって人命

CRIPublished: 2023-09-18 13:05:26
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標高3000メートル以上のチベットで14日、乗用車1台が横転事故を起こしましたが、オートバイを運転して通りかかった若者がフロントガラスを手で引きちぎって、閉じ込められていた2人を救出しました。

この若者は24歳の張さんです。張さんは14日午後0時半ごろに、チベット自治区内のゾゲン県(左貢県)に近い国道318号線をオートバイで走行中でした。張さんは、前方を走る白い乗用車がカーブ部分でハンドル操作に失敗し、さらに路上に小さな砕石がたくさんあったために道路脇に横転するのを目撃しました。張さんはすぐに道端にバイクを止め、救助のために駆けつけました。張さんの行動の全過程は、頭につけていたカメラが撮影していました。

乗用車の屋根は大きく変形してドアは開けられなくなり、フロントガラスに大きなひびが入っていました。張さんが確認したところ、いずれのドアも開けられなくなっていました。張さんはバイク用手袋をつけている手で、フロントガラスの割れ目を引きちぎろうとしました。そして、もう一人の通りかかった人と力を合わせてフロントガラスの割れ目を大きく開いて、車内に閉じ込められていた2人のシートベルトをはずして、フロントガラスの割れ目から這い出させました。2人は体や頭に傷を負っていることが見て取れましたが、動くことはできました。張さんは、周囲に集まった人が、すでに携帯電話で救急車の出動を要請したことを確認した上で、現場を離れて走行を再開しました。張さんは後になり、救助の際に車から白い煙が出始めたのを見て、車が炎上するのはやはり怖かったと言いました。

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