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中国でドリアンが国産化、6月出荷の見通し

CRIPublished: 2023-03-15 16:19:28
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中国南部の海南省にある三亜ドリアン基地で93ヘクタールにわたって栽培されているドリアンが最近になり幼果をつけました。成熟を待ち6月には出荷される見通しです。1ヘクタール当たりで収穫量は26トンに達して、150万元(約3000万円)の売上高になると見られています。

三亜市は4年前にドリアン品種を導入し、長期にわたる栽培と適応化を経て、今年からまとまった量を生産できるようになりました。三亜市各地では現在、計670ヘクタールの畑でドリアンが続々に実をつけつつあります。今後はより多くの三亜産ドリアンが市場に出回ると見込まれています。

ドリアンは独特な風味と食感によって、多くの消費者に愛されています。しかし、良質のドリアンは多くが輸入に頼り、価格は高止まりしていました。中国はかつて、ドリアンをほとんど生産していなかったにもかかわらず、ドリアンの消費大国でした。中国で販売されているドリアンは多くがタイから輸入されています。2019年以降は、外国から輸入された新鮮なドリアンはチェリーを上回り、「輸入果物の王」の状態です。ドリアンは一方で、輸入果物の中で最も粗利益率の高い商品でもあります。

これまでの経験によれば、高価な果物が国産化されると、価格が大幅に下がります。たとえば、昨年夏にはシャインマスカットが値下がりして「白菜並みの価格」とまで言われました。国産ドリアンが間もなく発売されるという朗報を受け、ネットユーザーらは、ドリアンを「存分に食べられる」ようになる日が近づいたと期待を膨らませています。

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