日本語

中国初の高電圧移動蓄電施設が稼働=河北省

CRIPublished: 2023-03-01 13:33:39
Share
Share this with Close
Messenger Pinterest LinkedIn

南方電網によると、河北省でこのほど、中国初の高電圧移動蓄電所がこのほど、稼働しはじめました。この新型の蓄電施設は、臨機応変に移動することが可能で、利用効率が大幅に向上しました。

この移動式蓄電施設の出力は6メガワット、蓄電容量は7.2メガワット時で、定格電圧は10キロボルトに達します。毎日1回充電して1回放電する場合には、年間給電量は262.8万キロワット時に達し、二酸化炭素の排出量を1498.75トン削減できます。電力使用量ピーク時で計算すれば、住民11万人が1日に必要とする電力量をまかなえるとのことです。

従来の方式の蓄電施設は変圧器を通じて昇圧しなければ、接続される電力系統の電圧要求を達成できないために、設置場所が固定されていました。プロジェクトチームは、バッテリーパックのモジュールをカスケード接続方式で、直接昇圧して高圧交流システムに接続することでコア技術開発の飛躍を実現し、変圧器による昇圧を不要にしました。このことで、この蓄電施設は場所を選ばず稼働させることが可能になりました。

Share this story on

Messenger Pinterest LinkedIn