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複数の難治性疾患の治療薬が医療保険の対象内に=中国

CRIPublished: 2023-03-01 12:09:14
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今年の2月28日は16回目の「世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day)」です。世界で知られている難治性疾患は7000種類を超え、中国では、これら病気の新規患者は毎年20万人以上増えています。

「中国難治性疾患定義に関する研究報告」によりますと、新生児の発病率が1万分の1より低く、罹患率が1万分の1より低い上、患者数が14万人より少ない疾患が難治性疾患だと定められています。難治性疾患は通常、単一遺伝子あるいは多遺伝子によるものが多く、病気の原因と種類が複雑で多様化されています。これら病気の発病率は極めて低いものの、種類が多いため、患者が大勢います。

現在、これら病気の患者は、診断・治療・投薬がともに難しい状態に直面しています。病気の種類が多く、発病率が低く、臨床症状がさまざまであるため、医師の診断が難しいとみられます。一方、患者は治療を受けるため、あちこちの病院を転々とせざるを得ません。これら状況によって、診断には時間がかかり、大勢の患者の治療が遅れてしまいました。

また、治療薬が高価であることが現状です。難治性疾患の予防と治療を確保するため、中国国家医療保険のリストは絶えず調整されています。毎年、新しい難治性疾患の治療薬が医療保険の給付対象内に組み入れられ、患者の治療費の負担が大幅に削減されています。

脊髄性筋萎縮症

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