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江西省、2700年前の青銅製編鐘など古代重要文化財が初公開

CRIPublished: 2022-11-17 14:16:36
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中国中部にある江西省内の考古学の成果を集中的に展示する「カン地宝蔵2022-新時代江西文物成果展」(「カン」江西省の略記表示で、漢字の形はへん部分が「章」、つくり部分は「夂」の下に「貢」)が16日に、江西省博物館で開幕しました。中でも「江西万年仙人洞」、「吊桶環遺跡」、「新干商代大墓」、「前漢海昏侯墓」、「景徳鎮御窯遺跡」での重要な考古学の4件の発見成果は初めて公開されました。

展示されている200点/セット余りの文化財のうち、「西周青銅編鐘」、「東周竜紋金箔」、「南昌前漢海昏侯劉賀墓漆盤と漆耳杯」、「八大山人の印章」などの重要文化財は、いずれも初めての一般公開です。中でもわずか2点しか残っていない八大山人の印章と青銅製の甬鐘9点は、最大の目玉です。

「八大山人」とは、明末から清代初期にかけて活動した中国の有名な画家、朱耷(1626年-1705年ごろ)の雅号です。「雪衲」、「傳綮」はいずれも、現在までにわずか2点しか存在が確認されていない八大山人が使用していた印章で、国家1級文化財に指定されています。

9点の青銅編甬鐘が作られた年代は今から約2700年前の西周末期で、鋳造が精巧で、文様が美しく、比較的良い状態で保存されています。編鐘とは、それぞれが異なる高さの音を出すことができる複数の鐘のセットです。周代の編鐘がセットとして出土したことは非常に珍しく、国家2級文化財に指定されています。

同展示会の会期は来年

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