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新型の中国式茶館が中国の「Z世代」に人気

CRIPublished: 2022-08-19 12:22:51
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消費のアップグレードと健康志向の高まりにつれて、従来のミルクティー業界が活気を保ち続ける一方で、新型の中国式茶館もひそかな人気を博しています。

中国の調査会社「艾瑞諮詢(iResearch)」が発表した「2021中国新型茶飲料業界研究報告書」によりますと、中国の新型茶飲料業界の市場規模は急速に拡大しており、2020年には772億9000万元(約1兆5000億円)に達し、2030年には全体の市場規模は2000億元(約4兆円)に迫る見通しです。従来のミルクティーに比べて、中国式のお茶は若者の低脂肪、低糖、低カロリーの健康ニーズにマッチするほか、従来の中国式茶館に比べ、新型の中国式茶館の方が若者のシンプルかつスピーディーという現代的なライフスタイルにも合っているということです。

素早く作って素早く詰めることは、新型中国式茶飲料の「標準化」の結果です。従来のお茶の淹れ方は時間がかかり、現代人の生活リズムには合わない上、茶葉を常にお湯に浸していることでお茶の質と味にも影響が出るため、新型中国式茶館では現代的な方法でお茶を淹れ、グラム数と水温を標準化し、コーヒーマシンでお茶を抽出して、1杯1杯のお茶の味を保証しています。

新型中国式茶館の流行は、若者に自然な形で茶文化を伝えることにも意味があります。国家一級評茶師の鐘小語氏は、「中国の茶文化には4700年以上の歴史があるが、若者の認知度はそれほど高くない。新型中国式茶館の若い世代への影響力は、逆に若い世代に茶文化を理解してもらうきっかけになるかもしれない」と話しています。

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