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新興ハイテク系上場企業、2021年には研究開発費が3割近く増加

CRIPublished: 2022-05-13 15:36:59
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上海証券取引所

中国上場企業の年次報告書によれば、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場である「科創板」の上場企業全体が2021年に投じた研究開発費は、前年比29%増の合計852億4000万元(1兆6140億円)に達しました。2021年において科創板上場企業が投じた研究開発投資の営業売上高に対する比率は平均13%で、人民元建てで主に国内投資家により取引されるA株市場の上場企業全体の水準を上回りました。

科創板上場企業は今年第1四半期(1-3月期)に好調なスタートを切り、営業売上高は前年同期比45.6%増、親会社株主に帰属する純利益は同62.42%増でした。エコノミストの分析によれば、科創板上場企業は主にハイテク技術と戦略的新興産業の分野を手掛けているために、業績の高度成長の背景には関連業界で発生している力強い需要があるとのことです。

統計によれば、科創板上場企業が2021年に新たに取得した発明特許は合計7800件以上に上りました。また、科創板上場企業の科学研究チームの所属人員数は同年末時点で14万人を超えており、従業員全体に占める割合は3割近くに達しているとのことです。

科創板上場企業のうち226社は、人材革新の活力を効果的に引き出すことを目的に、上場後の今年4月30日までに累計283件もの従業員持ち株計画をインセンティブとして導入しており、科創板上場企業全体の54%を占め、延べ5万人以上の科学技術人材に恩恵をもたらしています。

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