2023年の新規エイズ感染者約130万人に=国連機関
世界保健機関(WHO)により設けられた12月1日の世界エイズデーを前に、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が26日に報告書を発表し、2023年に世界で63万人がエイズ関連の病気で死亡し、新規エイズ感染者は約130万人だったと明らかにしました。
同報告書によると、世界では現在、2022年より90万人多い約3990万人がエイズウイルスに感染しており、そのうち930万人が治療を受けられない状態にあります。また、2023年には1日平均570人の15歳から24歳の女性がエイズウイルスに感染していたということです。
UNAIDSの関係者は、女性の教育を受ける権利の剥奪や性的暴力放任などの人権侵害行為、そしてエイズ治療サービスへの阻害などがウイルスのまん延を招いていると述べました。