中国の越境ECに新ルート登場 米国西部までの輸送時間が約半分に短縮
浙江省杭州市の杭州蕭山国際空港(杭州空港)から米ロサンゼルスまでの貨物機専用航路が12日に開設されました。輸送貨物のうち約4割が越境電子商取引(EC)の輸出品です。ロサンゼルスは米国西部の重要な都市ですが、杭州から米国西部までの貨物輸送はこれまで、途中で中継する必要があったので4日ほどかかりました。新航路の開設により、貨物の輸送時間が約半分の48時間にまで短縮されただけでなく、直行路線であるためにコストも低減されました。中国の越境ECに新たな海外輸送ルートが確立されたことになります。
杭州空港では2024年になってから、マイアミ、バンクーバー、大阪への3本の貨物機専用航路が設けられ、新たにロサンゼルスへの4本目の貨物機専用航路が登場しました。このことで、杭州空港を離発着点として日常的に利用される貨物機専用航路は16本に達し、週に100便以上の貨物便が運航されることになりました。