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中国の海馬体(HIMO)写真館が「最も美しい証明写真」でイメージ崩壊

CRIPublished: 2024-11-12 14:33:49
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2025年の大学院出願資格審査期間中、中国東北部の遼寧省撫順市と北京市にある中国伝媒大学(広告人材やジャーナリスト、司会者、番組制作者などを育成する大学)の出願受付窓口は相次いで「海馬体(HIMO)写真館で撮影した証明写真の利用を禁止する。『本人と写真が一致しない』ことによる誤解を避けるため、写真は必ず真実で有効なものでなければならず、いかなる修正や過剰な美化も行ってはならない」との声明を出しました。

大学院出願資格用証明写真のみならず、これより以前に、中国東部の浙江省杭州市の公安部門は、「出入国ビザ申請の際、海馬体(HIMO)あるいは他の修正写真を使用した場合、審査で不合格となる場合がある」と表明したことがあります。

ネットユーザーが披露したHIMOで撮った証明写真と本人

これらから、正式な場面では海馬体(HIMO)で撮影した証明写真を利用しないことで公的部門と消費者の間で意見が一致していることが分かります。海馬体(HIMO)写真館側はこれについて、「今年、大学院出願用写真を撮影したお客様で、出願資格申請の際に写真によるトラブルが生じた場合、返金します」と応じています。

1枚169元(約3600円)からの証明用レタッチ写真はかつて、「最も美しい証明写真」という評価を受けていました。中国の大手生活サービスプラットフォーム「美団(Meituan)」と「大衆点評(みんなのロコミ)」によると、中国南部の広州市の海馬体(HIMO)写真館での1人当たり消費額は190~270元(約4000~5700円)で、より高級な海馬体(HIMO)写真館のマスター店の場合、1人当たり消費額は800~1300元(約1万7000~2万8000円)である一方、普通の写真館は35~85元(約740~1800円)です。

海馬体(HIMO)は設立からわずか5年の2019年には既に200店舗を超え、年商は4億元(約85億円)近くに上っていました。2021年下半期には、企業価値評価(バリュエーション)は100億元(約2130億円)を上回りました。さらに2022年末の時点では年商は20億元(約426億円)に上っています。

利用者層は18歳から35歳までが多く、女性の利用客が全体の70%を占めています。

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