英国政府に中国製EVへの追加関税の考えなし 民間からも「EUは短絡的」の声
欧州連合(EU)はこのほど、中国製電気自動車(EV)への期限5年の追加関税措置を発動しました。一方で、英国政府はEUに追随する考えを持たないことを明らかにしています。英国の自動車産業の関係者らは中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じて、「英国政府の意思表明は正しい。中国と英国の互恵とウィンウィンに役立つ」と述べました。
ニック氏は英国首都のロンドンで中国ブランドのEVの販売に数年にわたり携わってきました。ニック氏は、「中国のEVは、価格が合理的で先端技術が生かされており、英国の消費者の間でかなりの好評だ。英国政府に追加関税の考えがないことは、両国の互恵とウィンウィンに役立つ」と述べました。
ニック氏によれば、年齢を問わずに多くの利用客から、(中国製EVは)価格が手頃で外観は豪華であり、先端技術が用いられているという声が多く寄せられています。ニック氏は、「英国政府は正しい決定をした。市場に中国製品があるということは、より多くの選択肢がもたらされることを意味する。さらに一方では、(英国と中国の)互恵協力にも有益だ。中国は世界最大のリチウムイオン電池の生産国であり、つまり電池製造業のけん引者だ。中国を拒絶する理由がどこにあるのか。我々は中国を歓迎すべきだ。そのことは、あらゆる人に有益な決定だと思う」と説明しました。
英国で中国との関係を促進するために設立された48グループ・クラブのジャック・ペリー