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中国ではアルツハイマー病対策が「焦眉の急」

CRIPublished: 2024-09-21 15:46:53
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21日は「世界アルツハイマーデー」です。中国は世界で高齢者人口が最も多く、高齢者数の増加が最も速い国の一つであり、アルツハイマー病(AD)の患者の多い国でもあります。

65歳以上の高齢者の間で認知症は多発するありふれた病気になり、中国で5番目に多い死因になりました。関係部門によると、アルツハイマー病患者は2019年に900万人を超え、さらに毎年20万~30万人のペースで増加しています。効果的な予防と制御をしなければ、認知症罹患者数は今後30年で大幅に増加し、2050年には2898万人に達すると考えられています。そうなれば、医療と社会サービスのコストが大幅に増加すると同時に、社会と経済の発展にも深刻な影響が及ぶことになります。

増加傾向にあるアルツハイマー病については、予防や早期診断、治療の手段の早急な確率が求められています。中国のアルツハイマー病患者の中で、15%~20%は診断と治療を受けていますが、残る80%以上の患者は診療を受けていません。蘇州大学の徐勇教授は、「早期予防と在宅検査を通じて、高齢者のAD予防の技能訓練を強化できる」と指摘しました。また復旦大学の郁金泰准教授は、臨床上のADの分期を正確にすることで、ADの早期識別と多段階に分けた診断の正確性を高めて、ADの早期診療が「正確な医学」という新時代に入ることを推進する提案をしました。

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