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人助けのために17キロ減量した男性 職場も理解し15日間の有給休暇を与える

CRIPublished: 2024-04-05 14:14:08
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31歳男性の金佳彬さんは1日午後、5時間をかけた造血幹細胞の懸濁液284ミリリットルの無償提供を終えました。この懸濁液は直ちに血液病治療病院に運ばれ、患者に生きる希望をもたらすことになりました。

短期間で17キロ減量した金佳彬さん

金さんは軍部隊に5年間勤続し、2016年に退役して翌年には中国東部の浙江省杭州市西湖区にあるコミュニティーのソーシャルワーカーになりました。金さんは2018年に同コミュニティーで行われた献血活動で、血液サンプルを中華骨髄バンクに提供しました。それから5年が経過した去年の11月、金さんに電話がかかってきました。骨髄バンクに保管される金さんの血液サンプルが、ある患者とのHLAの適合度が良好であることを伝え、金さんは造血幹細胞の無償提供に同意できるかどうかの問い合わせでした。

金さんは適合する確率は数十万に一人と教えられて、人を助けられることで自分は「幸せ者になった」と思えて感動し、かつとても喜ばしく思ったとのことです。

金さんはそれ以来、より健康な造血幹細胞を提供するために勤務や休憩、飲食などを調整しました。金さんは身長183センチで、当初は体重が108キロあったのですが、節食やトレーニング、球技による運動を行い、2、3カ月で体重を17キロ減らして91キロにしました。

金さんは造血幹細胞の提供を準備するために、仕事の上で支障が出てしまいました。しかし事情を知った勤め先は、金さんに15日間の有給休暇を与えました。

金さんの無償提供により、血液病患者1人の命を救うことができます。金さんは、「早く元気になって、健康な生活を送ってください。健康は何よりも大切です」と患者に祝福のメッセージを送りました。

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