中国中東部の河南省洛陽市でボタンの花が満開
第41回中国洛陽ボタンの花文化祭が31日発表した開花予想によりますと、洛陽市全域のボタン観賞地では、人工的に開花調整されたボタンの花が満開になり、露地の自然開花では、早咲きの品種が咲き始めています。
中国を代表する花―ボタンの花
洛陽市ではボタンの花の栽培は隋の時代から始まり、唐の時代に盛んになり、宋の時代には「天下一」と言われ、1500年以上の栽培の歴史があります。ボタンは魏紫(薄紅色)、姚黄(黄色)、趙粉(チェリーローズ)、豆緑(淡緑色)、洛陽紅など9種類の主要な色に分けられ、1000品種以上が咲き誇ります。今年の花観賞イベントは3月21日から、5月5日まで続きます。
第1回ボタンの花文化祭の発祥地として、王城公園は花を観賞する観光客の1番の人気スポットとして知られています。園内には約800品種、15万株以上のボタンの花が植えられています。今年の同文化祭開催期間中、実写時代劇「王城大典」、「盛世の編鐘(古代から伝わる青銅製打楽器)と華夏の楽舞」「鳳凰の舞いと虹の衣」など一連のイベントが披露されます。
中国の国花ガーデンでは、ほとんど全ての品種を楽しむことができます。園内で栽培されている約1020品種、60万株以上のボタンの花が、唐の時代の皇室の園遊会や中国史上唯一の女帝・武則天が花を観賞する様子などを再現します。
隋唐城遺跡植物園もボタンの花を観賞できる名所です。1200品種、30万株以上のボタンの花が咲き誇る中、昼間は花を、夜はランタンを鑑賞することができます。