女性がネット上の達人にだまされ株取引のために大金を借り高額の借金を抱える寸前

最近、北京のある女性がネット上のショートビデオで知ったいわゆる「株取引の達人」に洗脳され、株取引のために銀行から200万元（約4180万円）を借りようとして危うく財産を失うところを、地元の警察の粘り強い説得で、損失を免れるということがありました。

株式市場チャート

北京市郊外の大興区楡垡の警察部門の反詐欺警報プラットフォームに15日、投資財産管理に関する注意報が寄せられ、羅さんという女性が詐欺に遭うリスクに見舞われていることが明らかになりました。詐欺防止の担当者がすぐに96110番（警察部門の反ネット詐欺専用電話）から羅さんに電話し、ネット詐欺に遭っている可能性があると伝え、決して送金しないよう忠告しました。羅さんは「分かりました」と答え、居住地の警察に行って状況を説明することも約束しました。

しかし、詐欺防止担当者はそれでも不安で、再度羅さんに電話したところ、やはり忠告を聞かなかったことが分かりました。警察はすぐに羅さんの家族の連絡先を調べ、妻の行動を知った羅さんの夫はショックを受けました。

実は、羅さんは数日前、ネット上に投稿された株の取引で高額な利益を得るショートビデオを見て、「株取引の達人」と自称するブロガーの「絶対損をしない」と請け合う言葉に心を打たれていたのです。羅さんはビデオのリンクからブロガーと連絡し、その「達人」の指示で、最初の取引に成功しました。その後、羅さんはお金を借りて追加で投資し、より大きな利益を上げようとしました。

「いったん投資したら、追加で投資を続けさせられるだけだ。そうしないと現金を引き出せない。これは底なしの穴だ！」警察は羅さんに状況を説明した後、詐欺の手口を詳しく解説しました。羅さんは最終的に大金を獲得する夢から覚め、投資しようという考えを打ち消しました。