日本映画「百円の恋」を原作とした中国映画 春節期に興行収入1位に
春節(旧正月、今年は2月10日)は中国の重要な伝統行事で、消費が活発になり、春節連休期間の映画の興行収入は絶えず記録を更新しています。
興行収入を統計する専門プラットフォームの猫眼専門版によると、11日午後1時2分までに、2024年の春節期(2月10~17日)の興行収入は20億元(約410億円)、観客動員は4000万人を突破しました。うち、安藤サクラ主演の日本映画「百円の恋」を原作とした「熱辣滾燙(YOLO)」が興行収入1位となり、11日時点で興行収入は6億元(約123億円)を突破し、全体の約3分の1を占めています。公開2日目で6億元を突破し、最終的な興行収入に期待がかかっています。
「熱辣滾燙」は湖北省出身の女優ジア・リン(賈玲)が監督・主演した2本目の映画です。初監督・主演映画「こんにちは、私のお母さん(你好、李煥英/Hi,Mom)」の興行収入は54億1300万元(約1110億円)で、中国映画市場における歴代3位の記録的ヒットとなりました。同映画の英語版制作権はソニーピクチャーズ(SPE)が獲得し、ハリウッドでリメークされる初の中国コメディー映画となりました。
ジア・リンはボクシングに打ち込むヒロインを演じるため50キロ減量し、イメージが大きく変わりました。映画の公開に伴い、どのように健康的に体重を落とし、その後どのように体重を維持するかが話題になっています。
ジア・リンは神秘感を保つために減量後に公の場に出るのを避けており、10日の映画公開後に初めて中国中央テレビ映画チャンネルのインタビューを受けました。インタビューは生放送され、減量に成功したジア・リンは話し声や口調まで柔らかくなっており、ネットユーザーからまったく別人のようだという声が上がりました。ジア・リンは「今は少し疲れているからかもしれない」と言い、生放送の前に2時間トレーニングしたことを明かし、「お尻と足の筋トレをしたので少し疲れている」と話しました。インタビューの中で、ジア・リンは自分を誇りに思っていると言い、鏡に向かって過去と現在の自分に親指を立てることがあると感慨深い様子を見せました。