雲南・チベット鉄道の麗江・シャングリラ間のレール敷設が完了
中国南西部の雲南省とチベット自治区を結ぶ雲南・チベット鉄道の麗江・シャングリラ間のレール敷設が19日に完了しました。
同区間は雲南省北西部に位置し、世界文化遺産の麗江古城がある麗江市の麗江駅から北へ向かい、中国最長の川である長江の上流部の金沙江にある深い山谷の絶景で有名な虎跳峡や小中甸鎮を経てシャングリラに至ります。全長139.7キロで、開通後の旅客列車の目標時速は140キロに設定されています。
同路線は青海チベット高原の南東端、横断山脈の中腹に位置し、深い山峡や山谷などの地理的特徴に恵まれています。標高が高く、空気が希薄で、建設難度は非常に高いです。
建設プロジェクトの責任者によりますと、同路線は機械化・自動化・情報化されたレール敷設ユニットを利用して敷設されるとともに、科学的かつ効果的な工事プランが設定されたことから、レール敷設の精度も効率も向上し、1日当たり8キロという高原鉄道の敷設記録を樹立したということです。
計画によりますと、雲南・チベット鉄道の麗江・シャングリラ間は年内に全線開通し、完成・開通済みの昆楚大鉄道