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仏教題材の壁画が描かれた石製外棺がある北魏時代の墓、初めて発見=中国山西省

CRIPublished: 2022-11-23 12:10:05
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山西省考古研究院はこのほど、山西省大同市仝家湾にある北魏時代の邢合姜(人名、66歳で死亡した女性)の墓の考古資料を発表しました。この墓は、仏教を題材とした壁画が描かれた北魏平城時代の石製の外棺で、山西省でこのような墓が発見されるのは初めてです。ほぼ完全に保存された状態の外棺が出土し、四つの壁と上部に釈迦多宝仏、七仏、供養人、飛天などの仏教を題材とした壁画が描かれ、配置が整っており、彩色された部分も残っています。

外棺の西壁の壁画

この墓からは年が明確に記された石碑が出土しており、年代は北魏皇興三年(469年)、外棺は全体的に長方形の家のような形で、壁画に描かれた人物の外観や動作には雲岡石窟の彫刻と共通する特徴があります。

この墓は2015年に大同市考古研究所が調査発掘を行い、その後修復、研究段階に入りました。外棺を形成していた39片の石を修復した四つの壁の内部、南壁の外側と天板の裏側にいずれも壁画が描かれており、それには北魏平城時代の仏教寺院の壁画の特徴が表れています。

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