中国のデータ産業 41兆円規模に
中国西部の貴州省貴陽市で開催中の2024中国国際ビッグデータ産業博覧会において、関連機関が発表した最新の調査報告によりますと、2023年、中国のデータ産業の規模は2兆元(約41兆円)に達し、全国のデータ企業は19万社を上回ったとのことです。
同博覧会は28日、最先端の科学技術成果を発表しました。アリババグループ傘下のアリ・クラウド「飛天」企業バージョン「新世代マルチコア、マルチコンピューティングパワー」の政府企業間クラウドプラットフォーム、複雑な環境下で農業の病虫害に対応する複数モデルビッグデータの正確鑑定技術など、10項目の先端科学技術成果が発表され、ビッグデータやデジタル技術と各業界・各業種との深度な融合発展が紹介されました。
デジタル技術と製造業の深度融合は近年、ハイエンド製造業の質の高い発展の方向性となりつつあります。工業情報化部の発表によりますと、中国では現在、産業用ロボットの設置容量が世界全体の50%を上回り、産業用インターネットは工業の大分類の全品目をカバーし、421社以上の国家級スマート製造モデル工場が建設され、大型旅客機、新エネルギー車、高速列車などの分野におけるモデル工場では、製品の研究開発周期が約30%短縮される一方、生産効率は約30%向上しているとのことです。
また、デジタル・スマート技術は新産業、新業態の継続的な出現をもたらしました。統計によりますと、2023年、中国のデータ生産総量は32.85ZB