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収納から家電へ 中国進出28年の日系企業が中国市場に寄せる信頼

CRIPublished: 2024-03-22 14:27:51
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中国国務院弁公庁がこのほど、「ハイレベルの対外開放の着実な推進と外資の導入・利用の促進に関する行動計画」を発表しました。これにより、外資系企業に対し、参入を認める分野の拡大や、投資の自由度の向上、公平な競争環境の整備など、一連の措置が打ち出されました。この行動計画は、新たに参入する外資系企業だけでなく、早くから中国進出をしていた企業にとっても追い風となります。

上海で今月行われた2024中国家電・消費電子博覧会(AWE)には、中国市場で長年にわたり活躍する日系企業も複数出展しました。その内の一社、アイリスオーヤマの中国グループで総経理を務める郭伝斌氏は、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の取材を受けた際、「アイリス中国グループは中国市場を信頼している。中国市場に継続的に投資し、長期的に発展することを望んでいる」と表明しました。日系企業が描くこうした青写真は、今回発表された行動計画によって、より着実に実現していくことが期待されます。

郭総経理はまた、「当社は従来の小型家電に加えて、中国で業務用の大型掃除ロボットの研究開発に投資することを予定している。他にも、冷蔵庫やテレビなど、これまで関与してこなかった大型家電の分野の研究開発や生産にも早急に着手していく」と述べました。

アイリスオーヤマは1996年に中国市場に進出しました。同社の収納用品は中国でシェアトップを維持しており、現地の暮らしに大きな影響を与えたという見方もあります。現在、アイリス中国グループは中国各地に10カ所の工場を有しており、商品バリエーションは当初の単一プラスチック成形品から、電気製品や家具などに拡大しています。

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