中国国境（越境）経済協力区の質の高い発展推進の政策打ち出す

商務部など中国政府17部門はこのほど、国境（越境）経済協力区の質の高い発展を推し進める政策と措置を打ち出しました。5類・15分野について、グラウンドデザインを改善し、系統的統合と協同効率が向上する政策措置を明確化しました。

この取り組みは、商務部が、全国行政管理体制や機構改革などの実務を行う中央機構編制委員会弁公室（中央編弁）や外交部、国家発展改革委員会など政府16部門と共同で発表した「新たな発展構造の行政サービスの構築国境（越境）経済協力区の質の高い発展のための若干措置に関する通知」によるものです。

「通知」で打ち出された5類・15分野の政策と措置は次のとおりです。

1、機能配置の充実化。エリアの新設、調整、拡大を促し、通関および関連するオープンプラットフォームとの連動の強化など。

2、国際協力の拡大。越境物流と資金の流れの円滑化、「地域包括的経済パートナーシップ協定」（RCEP）の質の高い実施、地方が国際経済貿易協力に参画することへの支援。

3、産業の刷新と発展を支援。辺境貿易（陸上国境貿易）の強化や良質化、辺境の特色ある産業チェーンやサプライチェーンの拡充、移転産業の受け入れへの支持強化、ハイエンド産業と新興業態についての将来を見込んだ配置など。

4、各種供給要素の最適化。各種財政資源を利用した支援の統合、金融面の支援強化、用地とエネルギー管理の最適化、人材陣の建設の強化など。

5、体制メカニズムの改善。作業の協調メカニズムの確立と健全化、管理体制の改善など。