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今年も「ダブルイレブン」、海外向け宅配も含め物流の質が向上

CRIPublished: 2022-11-10 16:19:27
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中国では毎年11月11日に展開される電子商取引(EC)のセール、「ダブルイレブン(双11)」が始まりました。今年の「ダブルイレブン」では、宅配サービスの一層の最適化、包装のリサイクル利用の拡大、デジタル技術を生かしたサプライチェーンの改善など、物流めぐっての質の向上が注目されています。

仕分け作業にAGVを活用する江蘇郵政宅配物流センターの様子

中国郵政が手掛けるスピード郵便の「EMS」は、最初の受注品の配達をわずか13分で完了しました。民間会社の「申通速達」は9分間で農村部に配達しました。海外への「ダブル11」宅配便も迅速な発送を実現しています。フランスのパリ在住の消費者は現地時間11月1日午前10時17分に、中国ネット通販大手のアリババ傘下の海外向けECサイト「アリエクスプレス(全球速売通)」で、厚手の中国製発熱ソックスを注文したところ、わずか2時間後には自宅で商品を受け取りました。

アリババグループの物流企業「菜鳥(ツァイニャオ)」は、欧州に15カ所以上の海外倉庫を設置しており、欧州の消費者は最短で2日後には、業者が海外倉庫に備蓄していた商品を受け取ることができます。一部の都市では当日配達、あるいは翌日配達も可能とのことです。

中国ではAGV(無人走行の搬送用ロボット台車)や無人宅配車などの新技術の利用範囲も拡大しています。菜鳥が地域ごとに設置した宅配便の中継場所である「菜鳥ステーション」に配備された無人車は国内400余りの大学で、昨年同期の2倍の700台以上にまで増えました。

このほか、スマート保安検査システムも全面的に稼働し、AIスマート画像判定技術で保安検査機の改良を行った結果、より大規模で迅速なX線画像分析能力を獲得し、貨物の安全の保障をより確実にしました。

さらに、全国13万カ所の菜鳥ステーションは11月1日から20日までの期間中、包装の回収サービスを導入しています。一部のステーションで試験的に使用されているIoT

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