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【北京冬季五輪街角だより】スキーチューンナップ職人・馮霄さん

CRIPublished: 2022-01-26 19:30:00
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中国が日本から学んだのはチューンナップ技術だけではありません。馮さんは両国の関係性について、次のように感じています。

「日本ではスキーとスノーボードが広く普及しています。ですから中国は、人材育成、スキー場の設計・開発、スキーリゾートのサービスなど、多くの面で日本から学びました。プロの選手も、スノーボードの蘇翊鳴など、多くが日本での特訓を経て成長しています。同じアジア人なので、技の習得においては日本の技術がたいへん参考になっています」

馮さんの話では、ここ2~3年のトレンドとして、スキーとスノーボードどちらの練習者も増え続けているそうです。以前は25歳~30歳がメインでしたが、今では4歳から60代までと幅が広がっています。

「特に、女性や子どもが増えたことが印象的です。それから、インストラクターをつけたり、試合に参加する人の数が総合的に増えていますね。スキー・スノーボード人口拡大の背景には、国家が掲げる『ウインタースポーツ人口3億人目標』『全民健身運動』(スポーツによる健康づくり)などの政策の成果もありますが、最大の要因は暮らしの改善で余裕が生まれたことだと思います」

有間氷雪館の中の様子

様々な仕事を経験してきた馮さんがチューンナップ職人の道に専念することを決めたのは2年前のこと。その決断の理由について尋ねると、

「中国には大きな市場があるのに、プロのチューンナップ職人を目指す人が少ないです。私は日本のような『匠のこころ』をめざして、この道で一芸に秀でた人間になりたいのです」

そして、将来を見通すように、「(この分野は)とにかくすべてが良い方向に向かっていますから」と力強く付け加えました。

チューンナップ職人の馮霄さん

■チューンナップ職人の馮霄さんに聞きました!【北京冬季オリンピックの注目ポイント】

今回のオリンピックは中国の実力が証明される大会になると思います。

私が見たいのは、何と言っても雪上競技ですね。特にスノーボードで、スキーならフリースタイルです。ハーフパイプとビッグエアに興味があります。

以前、スキー・スノボ情報をネット配信していたことがあって、その時に取材した選手たちに[UK1]注目しています。中国なら蘇翊鳴(スー・イーミン)、谷愛凌(アイリーン・グー)、蔡雪桐(ツァイ・シュエトン)です。あとはアメリカのショーン・ホワイト(Shaun White)、カナダのマーク・マクモリス(Mark Mcmorris)、マックス・パロット(Max Parrot)、ノルウェーのマーカス・クリーブランド(Marcus Kleveland)です。それから、日本の平野歩夢と戸塚優斗にも期待しています。

北京冬季オリンピックを楽しみにしています!

有間氷雪館の近くの街角を飾る2022年北京冬季五輪公式マスコットの「氷墩墩(ビンドゥンドゥン)」(左)と

北京パラリンピック公式マスコットの「雪容融

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この記事をお読みになってのご意見やご感想、または北京冬季オリンピックについての思いやメッセージをぜひお寄せください。メールアドレスはnihao2180@cri.com.cn、お手紙は【郵便番号100040中国北京市石景山路甲16号中国国際放送局日本語部】までにお願いいたします。皆さんからのメールやお便りをお待ちしております。

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