王外交部長がミャンマー問題で3提案=周辺4カ国外相級会合
中国、ラオス、ミャンマー、タイの外相などが16日、タイのチェンマイで非公式会合を行いました。中国の王毅外交部長、ラオスのサルムサイ副首相兼外相、ミャンマーのタンスエ副首相兼外相、タイのエクシリ外務次官が出席しました。
王外交部長は、「中国とラオス、ミャンマー、タイは近隣国であり、『同じ船に乗り、同じ川の水を飲む』関係にある。ミャンマーの問題については、3つの最低ラインを守らねばならない。すなわちミャンマーの混乱と内戦を避けること、東南アジア諸国連合(ASEAN)という大家族の軌道からの逸脱を避けること、外部勢力がみだりに手を出し干渉することを許さないことだ」と述べました。
王外交部長はさらに、ミャンマーが法に基づき国内の和平プロセスを秩序立てて進めることを共に支持すること、ミャンマー国民が当面の難関を乗り越えるよう共に支援すること、ASEANの方式でミャンマー問題を適切に処理することを共に支持し、ASEANの団結とASEANの中心的地位を支持し、外部勢力が混乱を引き起こし、対立を激化させることを警戒することを提案しました。