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【CRI時評】日本人老兵のざんげが日本の政治家の共通認識になるべきだ

CRIPublished: 2024-08-16 12:23:14
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79年前の8月15日、日本は無条件降伏を宣言した。中国人民は14年に及ぶ血みどろの闘いと膨大な民族的犠牲の末に抗日戦争の大勝利を勝ち取った。

だが、今朝早く、日本の岸田文雄首相は自民党総裁の名でA級戦犯を祭る靖国神社に玉串料を奉納し、防衛大臣など多数の政治家が靖国神社に参拝した。そして、これと同時に、94歳の旧日本軍「731部隊」の部隊員である清水英男氏は中国ハルビンを訪れ、ざんげして謝罪した。

日本の政治家が靖国神社に参拝する行為は、1人の日本人老兵が反省し謝罪する良識と鮮やかな対比を成している。このことは、日本の軍国主義を復活させようという危険な傾向に対して、海外に深い憂慮と強い警戒感を抱かせざるを得ない。

日本政府は近年、「中国の脅威」を繰り返しあおり立て、それを口実に絶えず「平和憲法」による制約と「専守防衛」の約束をほごにしようとしているとともに、2027年度には防衛予算を国民総生産の2%にまで引き上げようと計画している。ほかにも、日本は「NATOのアジア太平洋化」プロセスを積極的に推進し、「オオカミを部屋に引き入れる」ことをたくらんでいる。今年の4月、ワシントンでの日米首脳会談では、「日米安保条約」の「60年来最大規模の改訂」が行われた。こうしたもろもろの事象は、日本がまさに再び軍事大国の道に踏みだし、アジア地域の平和と安定に新たな脅威をもたらそうとしていることを表している。

一部の日本の政治家は、歴史を鏡とし、軍国主義による侵略の歴史を深く反省し、「平和憲法」を堅持してのみ、歴史の汚点を洗い流すことができることをはっきりと認識しなければならない。侵略犯罪に対するいかなる美化や隠蔽(いんぺい)も、事実の前にはひとたまりもなく、正義の力による断固たる抵抗に遭うことは必定だ。

清水英男氏は「もし、子どもたちに真の歴史を知らせず、戦争がどんな恐怖と悲惨さをもたらすかが分からなければ、日本には未来はない」と語っている。こうした反省とざんげが、日本の政界の共通認識になるべきだ。日本の一部の人間があくまでも頑迷に非を認めず、再び軍国主義に走ろうとたくらむなら、彼らは必ずや歴史によって粛正され、罰せられ、日本を再び奈落の底に引きずり込むことになるだろう。

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