SCO加盟国首脳理事会 隣国の相互信頼とパートナーシップ原則に関する声明を発表
カザフスタンのアスタナで開催された上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第24回会議は4日、隣国信頼とパートナーシップ原則に関する声明を発表しました。
加盟国の指導者は声明で、国連憲章の目的と原則および公認された国際法の規範を順守することを再確認し、世界の平和と安全の維持、隣国友好関係の発展を支持すると表明しました。また、SCO憲章およびSCO加盟国長期隣国友好協力条約を順守し、「相互信頼、互恵、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展の追求」を基本内容とする、SCOの貴重な財産である「上海精神」を発揚することを強調しました。
声明はさらに、加盟国間の関係を深める決意を再確認し、加盟国の人々に持続可能な平和環境を提供し、安全の脅威や試練から守ることを目指すと表明しました。声明はまた、現代における安全の脅威や試練は全世界的な性質を帯びていると指摘し、多極化した世界を構築してこそ世界経済のガバナンスの一層の改善や従来型および非従来型の安全保障への脅威に統合的に対応して、問題を解決できるとの認識を示しました。