外交部報道官 米大統領選と中米間の麻薬取締協力について回答
外交部の汪文斌報道官は31日の定例記者会見で、米国の大統領選挙と中米間の麻薬取締協力についての記者からの質問に答えました。
汪報道官は「米国の大統領選挙は米国の内政だ。中国は他国の内政に干渉しない原則を堅持し、米国の大統領選挙にも介入しない。だれが次期大統領に選ばれても、米国には中国に歩み寄って行動し、相互尊重や平和共存、協力とウィンウィンの原則に基づいて、中米関係が安定して健全で持続可能な方向に発展することを推進し、両国に幸せを、世界に恩恵をもたらすことを望む。われわれは同時に、自らの主権や安全、発展の利益をしっかりと守る」と述べました。
記者からは、「中国側と米国側による麻薬取締作業チームでは、議論を通じて得られた合意内容はあるのか。また、この会談は中米関係にとって何を意味するのか」との質問も寄せられました。
汪報道官は同質問に対して、「中国は中米間の麻薬取締協力の最新の進展について、すでにプレスリリースを発表している。ごらんになってもよいし、主管部門に問い合わせられてもよい」と説明した上で、「中米間の麻薬取締協力の回復は容易なことではない。米国側が作業チームの起動をきっかけに、中国側に向き合って平等で実務的な協力を展開することを望む」と述べました。