日本語

ケニア大統領「中国との友情は一般的な外交関係を超えている」

CRIPublished: 2023-11-04 16:32:46
Share
Share this with Close
Messenger Pinterest LinkedIn

ケニアのウィリアム・ルト大統領はこのほど首都ナイロビで、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占インタビューに応じました。

「一帯一路」の共同建設について、ルト大統領は「すでに理念から実際のプロジェクトとなり、目に見える成果に変わった」と述べ、その実例として、国内のモンバサとナイロビを結ぶ鉄道の建設を取り上げました。この鉄道の建設はケニアに確かな変化をもたらしました。7万4000人を超える雇用を創出し、2800人以上の鉄道の専門技術・管理人材を育成し、現地の経済発展に大きく貢献するとともに、人々の生活に多くの利便性をもたらしました。

二国関係について、ルト大統領は「過去10年で、ケニアと中国の二国間貿易額は3倍に増えた。ケニアの指導者や国民と中国とのつながりは、両国間の強固な絆と深い友情を体現している。この友情は政府間の一般的な外交関係を超えており、両国民の間に深く入り込み、政府に限らず、民間企業や商業、投資、人的・文化交流などの分野にも及んでいる」と強調しました。

ケニア財務省によりますと、2023年3月現在、ケニアの対外債務は約60億ドルで、そのうち中国からの貸付はケニアの公的債務のおよそ17%だということです。西側メディアの報道が、債務問題がケニアと中国の両国関係のすべてであるかのように伝えていることについて、ルト大統領は、「中国はケニア最大の債権国ではない。ケニアは世界銀行や国際通貨基金、EU、米国などと幅広く関係を持っており、これらの関係はウィンウィンの基礎の上に成り立っている。私たちは自分が何を望んでいるのかを知っていて、自分のために友人やパートナーを選んだ」と答えました。

また、ケニアと中国の協力の見通しについて、ルト大統領は、中国は再生可能エネルギーの普及に大きな貢献をしているとした上で、「双方の再生可能エネルギー分野における巨大な協力の潜在力、特にアフリカ大陸での協力の潜在力を引き出したい。例えば、ソーラーエネルギーや地熱、風力、水力などが、ケニアが大いに発展させる方向性である」と期待を示しました。

Share this story on

Messenger Pinterest LinkedIn