日本放射能汚染水の海への放出業界関係者「政府は危険なことをしている」
日本政府と東京電力は今年の夏から福島第一原子力発電所の汚染水を海に放出すると主張しており、夏が近づくにつれ、日本国内の人々もいら立ちを募らせています。一部の日本の業界関係者は5月31日、政府は危険なことをしているとし、放射能汚染水の海への放出に断固反対する考えを示しました。
川崎医療生活協同組合坂戸診療所の竹内啓哉所長は、「福島原発事故の処理は終わっていない。海に放出することで、また元に戻してしまう。そんな危険な行為をやろうとしているところが非常に不満というか、反対すべきだ」と述べました。
全日本民主医療機関連合会の岸本啓介事務局長は、「これだけの案の中から放出を選んでいるのに、日本政府は海への放出が唯一の案だと言って、この決め方がやはり、漁民の方が絶対に同意できない」と示しました。
放出に反対する人は、「福島原発事故の災難と教訓は今も鮮明に残っている。多くの避難者は帰郷できず、放射能汚染の除去作業はまだ終わっていない。特に、汚染水の海への放出については、福島の漁民や地元の人々の同意がないまま、日本政府が独断で推進することは、福島、そして日本の国民に対する無責任である」との考えを示しました。