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習主席が仏紙で署名入り文章を発表

CRI2024-05-06 00:35:06

習近平国家主席は、フランスへの公式訪問に際し、仏のフィガロ紙で『中仏国交樹立の精神を伝承し、世界の平和と発展を共に推進する』と題した署名入りの文章を発表しました。

習主席は文章の中で、「今年は中仏国交樹立60周年にあたる年である。両国の国交樹立は東洋と西洋の懸け橋となり、国際関係を対話と協力の方向へと発展させることを後押しした。中国は、フランスと共に国交樹立の精神を発揚し、中仏の全面的な戦略パートナーシップの継続的な発展を推進し、世界の協力強化の促進に新たな貢献をしていきたい」と述べました。

習主席はまた、両国の経済交流について、「中国は、より良い暮らしを求める中国人民の日増しに高まるニーズを満たすために、より多くの質の高い仏産の農産物や化粧品が中国市場に参入することを歓迎し、また、フランスを含む世界各国の企業が中国に赴き、投資や事業の発展を進めることを歓迎する。中国は、すでに製造業の参入を全面的に自由化しており、電気通信、医療などサービス業の参入緩和を加速させる。また、フランスなど多くの国の一般市民に15日間のビザ免除政策を実施し、外国人観光客が中国での旅行や支払いを容易にするための新たな措置を策定した。中国の対外開放には、企業の海外進出による協力の展開を奨励することも含まれている」と紹介しました。

ウクライナ情勢については、「中国は、ウクライナ危機の製造者でもなければ、当事者でも参加者でもないが、われわれは危機の平和的解決の推進に建設的な役割を果たしている。中国は欧州大陸が一日も早く平和と安定を取り戻すことを期待しており、フランスを含む国際社会と共に、危機解決への合理的な道筋を見いだしていきたい」との考えを示しました。

そして、「パレスチナとイスラエルの紛争も同様に人々の心を動かしている」とした上で、「パレスチナ・イスラエル問題解決の根本的な解決策は、独立したパレスチナ国家の樹立にある。中仏両国はパレスチナ・イスラエル問題に関して多くの共通認識を有しており、協力を強化し、中東の平和回復に貢献すべきだ」と綴りました。

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