「神戸と中国」 写真・キャプションコンテストが開催
会場の様子
今年は、中日平和友好条約締結45周年であり、中国の天津市と日本の神戸市との友好都市提携50周年に当たります。神戸大学北京同窓会「Kobe International Club(コウベ・インターナショナル・クラブ)」は3日、これらを記念するために、北京市内の在中国日本国大使館で「神戸と中国」写真・キャプションコンテスト~KOBEの魅力と中国の魅力~を開催しました。
入賞作品の展示
入賞作品を鑑賞する来場者
このイベントには四川省、天津市、北京市在住の95人から応募作品108点が寄せられ、神戸大学北京同窓会幹部のほか、学生、社会一般人などによって40作品が入賞作品あるいは佳作に選ばれました。選ばれた作品を提出した人の年齢層は12歳~60歳で、中国人は23人、日本人は17人でした。40人はそれぞれ、最優秀賞や神戸市賞、9社の協賛企業による企業賞を授与されました。なお、神戸市はこの催しを後援しました。
最優秀賞を獲得した王宣麟さん
神戸市賞を授与された皆さん
最優秀賞は中国人民大学大学院で学ぶ日本人留学生の王宣麟さんが受賞しました。王さんは今年になって天津駅で撮影した夜景写真に加えて、「夜景から覗く第一号友好都市の発展」というキャプションも評価されました。神戸市賞には同市の港や美食、医療などの4テーマが設けられ、天津外国語大学の杜毅さん、中誉威聖法律事務所の小林正弘さん、北京市月壇中学校の蘆語詞さん、北京日本人学校の槙戸綺香さんがそれぞれのテーマ賞を受賞しました。
あいさつする徐一平総代表
神戸大学北京同窓会の徐一平総代表は取材に対して、「神戸大学中国同窓会は十数年にわたって、中国人留学生だけでなく日本人卒業生も含めて、中国各地でこのようなイベントを実施してきました。イベントを通じて、中日両国の友好関係がますます発展することに微力ながら貢献したい」と語りました。
最優秀賞を獲得した王宣麟さんは、「自分が賞をもらえるとは思っていませんでした。天津市と神戸市との友好都市提携50周年記念に当たって賞をいただいたことで、ご縁があるのかなと思えます。とてもうれしいです。感謝します。現在は、中国で法律を専攻しており、将来には日本で中国の人や企業に法律サービスを提供したいです」と述べました。
神戸大学北京同窓会の大岡夕伽子幹事
国際交流基金に勤務する神戸大学北京同窓会の大岡夕伽子幹事は、「同窓会という民間組織による機会の提供は微力ではありますが、日中のお互いの魅力を披露し、友好の輪と相互交流を深められる場になったことをうれしく思います。これらの作品を通じて神戸と中国の魅力をさらに広くご紹介できる工夫をしたい」と語りました。
日本の垂秀夫駐中国大使もこの「神戸と中国」写真・キャプションコンテストに出席してあいさつをしました。この催しを主催したのは神戸大学北京同窓会で、在中国日本国大使館、神戸市、日本国自治体国際化協会北京事務所が後援しました。