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Panda杯全日本青年作文コンクール 4年ぶりに中国研修

CRI2023-12-01 10:24:32

「わたしと中国」をテーマとする、16~35歳の日本人を対象にした作文コンクール「Panda杯 全日本青年作文コンクール2023」(以下、Panda杯)の表彰式が11月30日に北京市内で行われました。主催は中国外文局アジア太平洋広報センター、中華人民共和国駐日本国大使館、日本科学協会。今回は過去最多の846件の応募があり、審査の結果、優秀賞10人、入選10人、佳作35人、団体賞3校が選ばれました。

表彰式参加者の記念撮影

中国外文局内で行われた表彰式には、団長を務めた日本科学協会の渡邊雄一郎理事をはじめ、日本の青年20人が出席しました。コロナ禍の中でも毎年欠かさずに開催されてきた「Panda杯」は、受賞者向けの中国研修旅行や対面方式での表彰式の開催は4年ぶりになるということです。

挨拶する中国外文局・杜占元局長

中国外文局の杜占元局長は席上、「同じ地球村に生きる人間として、対面方式による率直な意思疎通はいかなる時よりも必要とされており、かつ重要であることを実感している」と話し、来年で創立10周年を迎える「Panda杯」が青年の交流・対話の場として、「今後も中日の間で代々にわたる平和と友好をつないでいく使命に新たな力を注いでほしい」と期待を寄せました。

挨拶する渡邊雄一郎団長

渡邊雄一郎団長はあいさつで、「受賞した青年たちの目はどんな優れたカメラよりも尊いもので、彼らが中国の青年たちとの触れ合いや中国訪問で実感したことは、次世代の日中友好を築く上での土台になる」と述べました。

嶋田智沙恵さん

院生の嶋田智沙恵さん(兵庫教育大学)は、日中学生交流団体「freebird」関西支部での活動経験を作文にまとめ、優秀賞を受賞しました。卒業後に中国国内の日本人学校で教員として勤務する予定の嶋田さんは表彰式で、「日中の子供たちを結ぶ懸け橋になりたい」と抱負を語りました。

佐久間小夏さん

高校1年生の佐久間小夏さん(山梨学院高校、16歳)は今回初めて中国を訪れました。佐久間さんは団体賞受賞校の代表として発言し、「何もかも新鮮で、歩いているだけでとても楽しかった」と訪中の感想を述べ、「中国の食べ物や文化をもっとたくさん勉強したい。帰国後、中国で見てきたものや学んだことを友達に伝えたい」と話しました。

「青年交流アンケート」の結果を発表する中国外文局アジア太平洋広報センターの趙珺編集長

表彰式では、中国外文局アジア太平洋広報センターの趙珺編集長が、応募者を対象に実施した「青年交流アンケート」の結果を発表しました。趙編集長は応募者の「中日関係と両国の将来に強い関心を抱いており、深く考えている上、積極的に声を上げている」姿勢を高く評価し、「Panda杯という懸け橋を通じて、対面交流の中で理解を深め、心の触れ合いの中で永久の友情を築き、中日の国民感情の改善と中日友好の土台づくりに青春の力を捧げてほしい」と日本の青年を激励しました。

蘇州での記念写真

「Panda杯 全日本青年作文コンクール」は日本財団や両国企業の協賛を得て、2014年から毎年実施されています。これまでに応募作品は累計5000件を超え、中国訪問に招待された日本の青年は100人余りに上っています。4年ぶりに実施された今年の訪中は2023年の受賞者を対象としており、11月24日から12月1日までの8日間、北京市と江蘇省蘇州市の景勝地、企業、大学、文化・メディア機関などを訪問し、中国の青年との交流も行いました。

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