第17回中日友好交流会議が北京で開催 新時代の民間友好を呼びかけ
中国人民対外友好協会、中国日本友好協会、日本中国友好協会が共催する第17回中日友好交流会議が7日、北京市内の長富宮飯店で開かれ、両国の友好協会および関連団体の代表者ら約250人が出席しました。
中国人民対外友好協会の楊万明会長
中国人民対外友好協会の楊万明会長は開会式で、「中日関係発展のプロセスを振り返ってみると、両国の民間友好勢力は常にかけがえのない重要な役割を果たしてきた。民間友好は常に、中日関係の重要な礎石である。今回の中日友好交流会議を通じて、新時代の中日友好事業の発展のために、共に提言・献策することを期待する。中国人民対外友好協会は引き続き、中日両国の各分野の交流・協力を推し進め、新時代のニーズに合致した中日関係の構築を推進するよう貢献していきたい」と語りました。
日中友好協会の岡崎温理事長は、丹羽宇一郎会長の祝辞を代読し、「第17回交流会議は、まことに時宜を得た集いである。この会議は、当協会の3代目の宇都宮徳馬会長と中日友好協会の廖承志初代会長の呼びかけで1983年に第1回が開催され、以来、『民間の率直な意見交換』の場として、40年にわたり継続されてきた。今後も引き続き、豊富で多彩な民間友好を大いに発展させ、新しい日中新時代を切り開いていきたい」と示しました。
在中国日本国大使館小泉勉特命全権公使
また、中日友好協会の程永華常務副会長と在中国日本国大使館の小泉勉特命全権公使は、民間交流の重要性を強調し、両国でさらに多くの人々をつなぎ、積極的な対話や意思疎通を通じて、相互理解や相互信頼を深める交流を重ねていくよう呼びかけました。
大阪府吹田市の和田融さん
今回は日本の各地からおよそ150人が訪れました。1978年からこれまでに30回以上訪中している大阪府吹田市の和田融さんは、この40年の中国の発展と成長に感心し、「明日から花の都と呼ばれる雲南省の昆明市へ移動し、交流活動を行う予定。今後の両国の民間交流がさらに活発化するよう願っている」と語りました。
鹿児島県の大学3年生の重信日和さん
鹿児島県から来た大学3年生の重信日和さんは、「北京は大都会!歴史的な建物も多く、日本ではできない体験がたくさんあって、すごく新鮮な感じ」として、「日中両国は民間交流によって、お互いの文化を通して知り合っていくのが大事だ」と語りました。
第17回中日友好交流会議の様子