日本と中国が米国債の保有量を減らす
CRI2024-11-20 15:23:39
ドル
米財務省が現地時間18日、2024年9月の最新データを発表し、米国債の海外保有国トップ10の日本、中国、英国などの保有残高に変化が見られました。債務国の上位2位を占める日本と中国はいずれも保有残高を減らしましたが、日本と中国に次ぐ8カ国は保有残高を増やすことを選択しました。
米財務省の2024年9月の国際資本動向 (TIC)によると、日本は9月に米国債の保有量を59億ドル減らしましたが、保有残高は1兆1233億ドルで、依然として米国債保有量トップの国となっています。日本は2019年6月に中国を抜いて以来、米国債の最大の保有国となっていますが、過去数カ月間、日本が継続的に米国債の保有高を大きく減らしている動きは、外国為替市場での円介入アクションと無関係ではないと見られています。
日本に次ぐ第2位の米国債海外保有国である中国は9月も引き続き保有量を減らしました。報告書によると、中国の9月の米国債保有残高は前月より26億ドル減少し、保有残高は7,720億ドルに減少しました。中国が米国債保有量を減らすのは3カ月連続となります。
日中が共に保有量を減らす一方、米財務省の最新TIC報告によると、米国債保有国・地域トップ10のうち、日中に次ぐ量を保有している8カ国は英国、ケイマン諸島、ルクセンブルク、カナダ、ベルギー、フランス、アイルランド、スイスで、9月にはいずれも米国債の保有量を増やすことを選択しました。このうちベルギーは9月に米国債を416億ドル増やし、増加額が最大となりました。