東京五輪会場で響く中国の歌とBGM
8月8日、十数日間にわたった東京オリンピックが閉幕します。新型コロナウイルス感染症の影響で、今回の五輪競技場はなんと初の無観客会場となりました。しかし、観客も拍手もない寂しい競技場で、感動的で軽快な歌や音楽が、選手たちをいつものように奮い立たせてきました。今回の中国メロディーでは東京オリンピックで選手たちに勇気や力を与えた中国の歌や音楽を紹介します。担当は黄競です。
大役を担う東京五輪会場の音楽
1896年に現代オリンピックが誕生して以来、毎回オリンピックの主題歌も、人々の注目の的となってきました。今では五輪のテーマ曲だけでなく、競技場で流れる選手たちの士気を鼓舞するBGMも、国境を越えて多くの人々に愛されています。特に今年のオリンピック会場では、選手たちがこれまでのように歓声や拍手を聞けない分、競技場の雰囲気を盛り上げたり、演出したりする歌やBGMは重要な要素になりました。例えば、アニメ『ハイキュー』の挿入歌が日本対ベネズエラの男子バレーボール会場に響いた時や、アニメ『進撃の巨人』の挿入歌「紅蓮の弓矢」が射撃混合競技の会場に流れると、小さい頃から日本のアニメが好きだった中国の若い観客の多くは親近感を感じ、音楽を通じて競技スポーツのすばらしさや激しさをより感じ取ることができたのではないでしょうか。
東方の神秘の力が込められた中国のBGM
世界各地のオリンピックソングは異なる地域、異なる文化の風貌を呈しています。例えば北京オリンピックの歌『北京歓迎你(ようこそ北京へ)』は中国文化の特色に満ちています。今回の東京五輪で中国代表チームが出場する競技会場では、『カロリー』、『最高の一日』など、中国人に親しまれている音楽が流れ、会場にいる中国人選手たちにホームゲームに挑むようなリラックスを与え、各国の人々にもオリンピックの舞台を通じて中国音楽の魅力を感じてもらうことができたのではないでしょうか。海外のネットユーザーの間では、オリンピック会場で流れた歌は東洋の神秘的な力を持っていると評価する声が多く挙がっています。
五輪の舞台で光彩を放つアイドル歌手やアイドルグループ
オリンピック史上初の無観客の開催となった東京五輪。しかし、多くのアイドル歌手やアイドルグループは依然としてオリンピックの歌を借りて、その舞台で光彩を放っています。例えば、人気アイドルオーディション番組『創造営2021』で選ばれた11人で結成されたボーイズグループINTO1はテンセントの2020年東京オリンピックの報道大使に選ばれ、テーマソング「INTO THE FIRE」をリリースしました。この歌は多くの若者に愛され、五輪会場はアイドルやアイドルグループにとって才能を発揮する、もう一つの輝かしい舞台となりました。
番組の中でお送りした曲
1曲目准备好
世界的なピアニスト・ランランを始めとする中国人ミュージシャンが出演した東京オリンピック応援ソングです。
2曲目最好的一天
台湾の人気バンド「五月天」の作品で、青春の苦悩と切なさを歌い上げています。
3曲目 INTO THE FIRE
INTO1が歌う東京五輪の喝采歌で、五輪会場で青春と情熱を燃やす選手たちの感動を味わうことができます。