日本語

日本人スタッフのつぶやき337~北京ごはん②「很久以前」の串焼き(梅田)

CRI2017-09-14 09:37:00

中国の夏の屋台の定番といえば、「串焼き」だそうです。

こんがり焼きあがった肉にかぶりつき、ビールをぐいっと!

これだけだと、日本で焼き鳥を食べているのとあまり変わりませんね。

一番の違いは、こちらでは羊肉がメジャーだということと、それに合わせたスパイシーな味付けでしょうか。

中国の串焼きを食べてみたい!

でも、いきなり屋台料理はハードルが高い・・・。

今日は、そんな方にもオススメのお店を紹介しましょう。

張怡康(チョウ・イーカン)アナもおすすめの、

「很久以前只是家串店」です!

<很久以前只是家串店>

日本語にすると「その昔、ここはただの串焼き屋だった」となるでしょうか。

長い名前ですね。

北京の人々には前半部をとって「很(hěn)久(jiǔ)以(yǐ)前(qián)(ヘンジウイーチエン)」として親しまれています。

「很久以前」は昔話の出だしに使われる決まり文句の一つでもあります。日本語の「昔々…」と同じです。

特色ある内装は過去と未来をモチーフにしているようです。

入口ではまず、未来的なロボット(?)が出迎えてくれます。

壁にはアンモナイトの化石の意匠も。

<店内の様子>

席に案内されると、何やら見慣れないものが。

一つ目は、調味料の入った小袋と、専用のお皿でした。

テーブルの中央にあるのは…セルフの串焼き機です!

このお店では串に刺さった食材が生のまま運ばれてきて、各テーブルで焼いて食べることができるのです。

<テーブル中央に串焼き機><調味料はお好みで><運ばれてきた食材>

では、さっそく焼いてみましょう!

写真だと分かりませんが、じつはこの串焼き機、串を並べると・・・

※動画はスマートフォンでは表示されない場合があります。その場合はPCでご覧ください。

なんということでしょう!

置いた串がクルクルと回り始めました。

串の根本が歯車状になっており、串焼き機の縁を回るチェーンに引っかけて回る仕組みです。

これで、まんべんなく串に火が通ります。

羊肉ははずせない定番メニュー。豚肉、牛肉、鶏肉ももちろんあります。

中国ならではのものといえば、鶏爪子(鸡(jī)爪(zhuǎ)子(zi))はどうでしょうか。

鶏の足先です。日本人が初めて見ると「ここって食べられるの!?」と驚くかもしれません。骨周りの肉はプリプリで、コラーゲンたっぷりだそう。

<好物の「鶏爪子」を持つ張アナ>

私と張アナの一押しメニューは「焼きエノキ(烤(kǎo)金(jīn)针(zhēn)菇(gū))」。

これは串ではなく、調理されて提供されるメニュー。

日本人にも受け入れられやすい味付け。

エノキが好きな人には、むしゃむしゃ食べられてオススメです。

<張アナは必ず注文するという「焼きエノキ」>

このお店はサラダメニューも充実していました。

今回注文したのはフルーツサラダ。

実際はフルーツのヨーグルト和えに近く、女性にも喜ばれそうです。

<あらかじめ人数分に分けてくれる><フルーツサラダに思わずにっこり>

注文は、メニューに記入する形式なので、会話が苦手でも安心です。

辞書を引きながら、注文を決めるのも勉強になるかもしれませんね。

メニューを載せておきますので、予習にご活用ください。

伝統的な串焼き店の、新たなスタイル。

焼いて楽しい、食べて美味しい「很久以前」。

夏の夜に、串焼きとビール!おすすめです。

[店舗情報]

很久以前只是家串店

住所:石景山区鲁谷路台湾街内

<いただきま~す>

Close
Messenger Pinterest LinkedIn