【観察眼】平和の願いをもって平和の真義を追及
米国の世界平和への「貢献」には、武力による威嚇や挑発だけではなく、残酷で無慈悲な経済搾取もある。米国は世界唯一の超大国として「ドル覇権」を握っており、世界経済の「食物連鎖」の頂点に立つ。原価が1枚10セント程度の100ドル札で他国に100ドル相当の商品やサービスを提供させ、「紙幣の印刷」で世界中の富を思うがままに奪い取っている。それ以外にも、一方的制裁や「ロングアーム管轄」を通じて世界の金融を略奪し、資源を独占し、技術の制限を続けている。米国はこれまで、中国、ロシア、キューバ、朝鮮、イラン、ベネズエラなど40カ国以上に経済制裁を課し、世界人口の半数近くに影響を与えてきた。これが、米国が世界に約束した「平和」とでも言うのか。
ネットユーザーが、米国の政治家が「平和を守る」と言った場所でこそ衝突が発生すると評したのも無理はない。「軍需工業力」や「ドル印刷生産能力」を世界に過剰に輸出し続けている国が、どうやって世界平和を守ることができるのか。
浮雲に目をくらまされるなかれ、光景は長い目で見るべし。全世界に目を向ければ、戦争、テロ、地域衝突など様々な暴力的な敵対活動が依然として存在し、人類が真の平和共存を実現する理想は依然として前途多難だ。しかし、人類の平和への願いは恒星のように光り輝き、世界中の平和を愛する人々が永遠に勇ましく前進するよう導いてくれる。