【観察眼】「生産能力過剰」 中国を圧迫するもう一つの「格好」の口実
世界を舞台にした自動車設計と管理で30年以上の経験を持つフォルクスワーゲン・グループの元グローバルデザイン責任者であるクラウス・ツィシオラ氏は、「私は生産能力の過剰を目撃していない。私に見えるのは、世界市場の新エネルギー車に対する巨大な需要だ。中国はわれわれが現在目にしている以上に、世界市場により強い影響を与えていくだろう」との認識を示した。フランスの業界団体である自動車産業プラットフォーム(PFA)のリュック・シャテル会長は「今日の世界の市場は全地球化した市場だ。最終目的は消費者に利益をもたらすことだ。中国のこの分野での貢献は実際のところ、世界のだれの目にも明らかだ」と高く評価した。これらの業界関係者の話は、おそらくもっとも説得力があるものだ。
米国の中国への圧迫は、極めて多くの手段がある。外交的に中国を孤立させ、金融手段を通じて中国を抑制し、中国への軍事圧力を強めるなど、汲めども尽きない状態だ。しかし、メディアの中国に関する報道がどうであれ、「群盲象を評す」ということわざが示すように、特定の立場から得られた結論には限界がある。より多くの角度から中国を見てこそ、真実の中国を知ることができるはずだ。