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【観察眼】中国人は「ダブルカーボン」目標にどう取り組んでいるのか?

CRIPublished: 2023-09-23 15:24:59
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一方、目を内モンゴルのクブチ砂漠を転じれば、黄色の砂を十数キロにわたって覆っている太陽光発電パネルが、まるで「海」のような景観をなしている。この「砂漠の中の海」こそ、企業による「太陽光発電による砂漠化対策」の現場だ。

クブチ砂漠にある製塩企業を前身に設立された民間企業の「億利資源集団」は2007年11月、中国科学院理論物理所の助けを得て、中国初の砂漠太陽光発電モデルステーションを建設した。工事完了後、億利資源集団はソーラーパネルの下にアカシア、ナツメ、カンゾウ、牧草など砂を固定する効果がある植物を植えつけ、砂漠対策と発電を同時に実現した。クブチ砂漠の太陽光発電による砂漠化対策プロジェクトでは2023年時点で、容量が累計91万キロワットになっている。同プロジェクトによる累積発電量は65億キロワット時に達し、内モンゴル地区の住民に10年以上にわたり安定して電力を供給し続ける実績を上げた。2023年1月には、中国国内初の1000万キロワット級の新エネルギー計画「沙戈荒(砂漠ゴビ荒野)」プロジェクトがクブチ砂漠で実施されることが発表された。試算によれば、完成すれば、年間発電量は三峡ダム20基分に達する見込みという。

以上のように、「ダブルカーボン」は中国が世界に対して行った厳かな約束であり、政府、企業、個人が営む一つ一つの創意工夫と行動でもある。このような行動や実践は、今後ますます増えていくに違いない。

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