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【観察眼】BRICSは「金のレンガ」 世界の経済成長に“金”の知恵と力を

CRIPublished: 2023-08-24 20:09:21
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南アフリカ最大の都市であり、「金(きん)の都」と称される世界最大の金産地ヨハネスブルグで、「金」にまつわる重要な会議、第15回BRICS首脳会議が開催され、世界から広く注目されている。

「金」にまつわる会議といっても、この会議で金の生産や取引についての議論が行われるわけではない。これは参加5カ国の名前を指している。中国でBRICSは「金のレンガ」国家と呼ばれているのだ。

BRICS 5カ国の英語名の頭文字、すなわちブラジルの「B」、ロシアの「R」、インドの「I」、中国の「C」、南アフリカの「S」を合わせると「BRICS」となり、英単語の「レンガ(Brick)」に似ている。また、5カ国はいずれも経済発展の高いポテンシャルがある新興市場国であることから、「金のレンガ」国家と呼ばれるようになった。

BRICS協力メカニズムは2006年の発足以来、発展途上国同士の協力を推進し、世界経済の成長をけん引するなど、ますます重要な役割を果たしており、「金のレンガ」の「金の純度」は向上し続けている。

世界銀行の統計によると、BRICS諸国は世界経済の成長をけん引する重要なエンジンとなっている。これまでの10年で、5カ国の国内総生産(GDP)の合計は2013年の16兆5900億ドルから2022年には25兆9100億ドルに増加し、世界のGDP全体に占める割合も2013年の21.37%から2022年には25.77%にまで上昇した。

BRICS協力メカニズムは発足からの17年間、新開発銀行の設立、BRICS緊急準備金制度の構築、「BRICS食糧安全保障協力戦略」の制定など一連の措置を通じ、経済貿易、金融、科学技術、文化、教育、衛生など各分野における協力を深め、世界経済の回復促進やグローバルな発展問題の解決に貢献してきた。

今回の首脳会議に先立ち、BRICS諸国は第13回経済貿易閣僚会議を開き、多くの共通認識に達した。世界のサプライチェーンの安全と安定を確保し、世界経済の成長を支援するため、5カ国は中小企業にとって良好なビジネス環境を整え、経済貿易協力ルートをさらに円滑にすると同時に、デジタル経済やグリーン発展など新興分野での協力を強化すると決定した。

BRICS協力メカニズムは常に、開放・包摂、協力・ウィンウィンの理念を堅持し、経済発展、貿易の活発化に焦点を当てており、地政学的、排他的な意図を持つことはない。2013年に南アフリカで開かれた第5回BRICS首脳会議にはアフリカ諸国の首脳が招かれ、2014年にブラジルで開催された第6回首脳会議には南米諸国の指導者が参加した。また、2015年にロシアで開かれた第7回首脳会議では、BRICS諸国、ユーラシア経済連合、上海協力機構加盟国、オブザーバー国などによる対話会が行われた。2016年にインドで開かれた第8回首脳会議では、BRICS諸国の首脳と「ベンガル湾多分野経済技術協力イニシアチブ」加盟国の首脳との対話会が開催された。そして2017年に中国で行われた第9回首脳会合では、中国が「BRICS+」構想を初めて提案し、BRICSの協力パートナーシップを世界規模に拡大した。

同盟を結ぶのではなくパートナーシップを通じてメンバー国と世界の経済発展の推進に専念するBRICS協力メカニズムは、すでに世界で広く認められている。現在、BRICS協力メカニズムへの参加を希望する国は40カ国を超え、うち20カ国以上が正式に加盟を申請している。

中国の習近平国家主席は今回の首脳会議で、中国は「中国とBRICSの新時代における科学インキュベーションパーク」を設立し、「BRICSのグローバルリモートセンシング衛星データ・応用協力プラットフォーム」の構築を模索し、各国の農業、生態保護、減災などにデータ支援を提供すると発表した。また、「各国と共に『BRICSの持続可能な産業交流・協力メカニズム』を構築し、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実施に向けた産業連結とプロジェクト協力のプラットフォームを提供する」と宣言した。

現在、世界の景気回復は鈍化し、先進国と途上国との格差は拡大し、グローバルな発展は試練に直面している。中国はBRICSメンバーと共に、「BRICS+」などのルートを通じて各国と協力を深め、リスクと課題に対処し、世界の発展のために「金

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