【観察眼】シャンシャン帰国も、暖かい思い出長く残る
シャンシャンが四川省に帰るのを前に、日本の人々が盛大に見送るシーンが両国メディアで注目を集めた。外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、シャンシャンが中日両国人民の友好交流に独特の貢献をしたことを評価した。中日双方は引き続きジャイアントパンダ保護研究協力を展開する。「シャンシャン」たちが中日両国人民に絶えず喜びと友好をもたらし、多くの日本の人々が中国に「シャンシャン」と彼女の仲間に会いに来ることが期待される。
シャンシャンのように、パンダに関する話は、中日両国の交流の中にまだたくさんある。パンダにちなんだパンダカップ作文コンクールは、日本全国の青年を対象に行われた中国語作文コンクールだ。コンクールで受賞した中島大地さんは2019年に、大阪を訪れる予定の習近平国家主席に手紙を送り、挨拶と祝福を述べ、中日間の友好事業に携わろうとする意欲を表明した。習主席は返事の中で、両国の友好により大きな貢献をしていほしいと励ましの言葉を送った。
パンダは中日両国の人々がともに愛する動物である。パンダはそのかわいいイメージで、多くの日本人の心を虜にしている。日本で誕生したジャイアントパンダ「暁暁(シャオシャオ)」と「蕾蕾(レイレイ)」が先月、初公開された時にも入場者は抽選で選ばれ、当選確率は348分の1という倍率だった。幸運にも当選した横浜在住の女性は「日中両国がジャイアントパンダを絆として末永く友好的であり続けてほしい」と話した。
このような美談こそが、中日両国の友好交流の一章を紡いでいる。シャンシャンは帰国したが、両国の友好交流のかわいい使者の暖かい思い出は長く残ることだろう。