中国の祖国統一は阻むことのできない歴史の潮流
第四に、なぜ「日華懇」の台湾訪問も同様に懸念すべき事態なのか。
外部勢力の介入は、中国の祖国統一プロセスにおける際立った障害である。ここ最近、日本の関係筋による台湾関連言動には消極的な動きが目立ち、「台湾有事は即ち日本有事」と騒ぎ立てる声があがり、「台湾独立」勢力に非常に危険な誤ったシグナルを送っている。
台湾問題は中日関係の政治的基盤と両国間の基本的信義則にかかわるもので、これに関して、日本はこれまでに何度も中国と厳粛に政治的約束をしてきた。それにもかかわらず、実際の行動において、白黒を転倒し、米国の誤った行動の肩を持ち、理不尽な非難をもって中国の顔に泥を塗ろうとしている。こうした姿勢こそが地域情勢を絶えずエスカレートさせる隠れた要因と言えよう。
第五に、なぜ中国統一の勢いは阻むことができないと言うのか。
中国はこれまで数千年の間に、主として統一された国として世界に存在してきた。「統一すれば強くなり、分断されれば乱れてしまう」。これが歴史の法則である。安寧と発展、そして良い暮らしこそが、両岸の民衆に共通した追求である。「台湾カード」を切って、中国の統一と民族の復興を阻止しようとしても、そんなたくらみは実現できない。中国の統一は、いかなる者もいかなる勢力も阻止することのできない歴史の潮流である。