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【CRI時評】米国は自国指導者が約束したことを確実に果たすべき

CRIPublished: 2022-03-16 14:06:00
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中国と米国による新たな高官会談が14日、イタリアの首都ローマで開催された。双方は、中米関係および国際的な関心事をめぐり、率直で踏み込んだ建設的な意思疎通を行い、両国首脳間の共通認識を共にしっかりと実行に移し、中米関係を健全で安定した発展の正しい軌道へ戻すために条件を積み重ねていくことで一致した。

中米高官による対面会談は、昨年11月の中米首脳テレビ会談以降で初となる。この約4カ月間、中国側は常に、両国首脳間の共通認識をしっかりと実行に移す方向へ努力してきたが、米国側が約束したことは常に、宙に浮いたままだ。

今回の中米高官会談で、中国側は、台湾や新疆、チベット、香港などをめぐる問題についての立場を改めて鮮明に示し、これらの問題は中国の核心的利益に関わり、中国の内政であり、外部勢力の干渉は許さず、これを利用して中国を抑えつけるいかなる企ても失敗に終わると指摘した。これは米国側に対する明確かつ厳正な警告であり、中国側が中米関係のために引いた、越えてはならないレッドラインでもある。

世界で最も重要な二国間関係の一つとして、中米関係の重要性は二国間の範囲を超えて、世界の平和と安定の維持に特別な責任を負っている。目下、ウクライナ情勢は国際社会が最も関心を持つ問題であり、中米による今回の高官会談もこれをめぐって話し合いが行われた。中国側は和平協議の促進に尽力している。国際社会は共にロシアとウクライナの和平協議が早期に実質的成果を挙げることを支持し、情勢の早期鎮静化を後押しするべきだ。

ウクライナ危機を作り出した張本人として、米国側がすべきなのは、こうした提案にしっかりと耳を傾けて、ウクライナ危機の政治的解決に向けて具体的な行動をすることであり、逆手に取ったり、事実でない情報を流布して中国側の立場を歪曲(わいきょく)・中傷したりすることではない。

ローマでの会談を受けて、米国側は、中国側と向かい合って進み、バイデン大統領が約束したことを確実に果たし、実際の行動で中国人民と国際社会の信頼を勝ち取るようにするべきだ。

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